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あなたのための物語 [本]

長谷敏司「あなたのための物語」ハヤカワ文庫 読了

文体のせいか、正直言って読みにくかったです。
でも読み終わったあと、なにか残ったのは確か。

人口知能に感情があるとすればどのようなものか、とか
人工知能に創造性があるとすれば、それは人間のそれと異なるのか、とか
脳は身体と不可分であるのか、とか
他人の脳(の構造)を移植できたらどうなるか、とか

上に挙げたことがこの小説のテーマだがどうだか
読解力不足で良くわからないのだけど・・・

主人公のサマンサは自ら作った人工知能(みたいなもん)と
対話しながらいろんなことを考えるわけです。

サマンサは難病に侵されて余命半年あまり。
人が死ぬとは、人工知能が死ぬとは、とか
しばらくしてもう一回読んでみたいと思いました。

話はそれるけど、
2060年の日本の人口は8千万人台になるというニュースがありましたね。

現在51歳の私が2060年に生きている可能性はほとんど無いなあ、と思い当たると
ちょっと虚をつかれましたね。
あー、おれも死ぬんだなって。

memento mori (死を想え)


あなたのための物語 (ハヤカワ文庫JA)

あなたのための物語 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 長谷 敏司
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/06/10
  • メディア: 文庫



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