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漱石とデカルトとニュートン [日記]

小山慶太『漱石とあたたかな科学』読了

職場の一角に推薦図書コーナーというのがあって
自己啓発系のウザイ本が色々置いてあるのですが、
その中に面白そうな本があったので借りて読む。
まあ面白かった。

印象に残ったのは、現代の科学はWhyを切り捨てて
Howを追求することで発展してきたという一節。

たとえば、重力の作用について、
それがどのように(How)働くのかを数式化したニュートンに対し、
デカルト派の学者は、重力がなぜ(Why)伝わるかがわかっていないのに
法則を立てても無意味だと批判したそうな。

気持ちはわからないでもないが、Whyを突き詰めると『神様がそう創ったから』
みたいな答えになりそうだな(進化論とかね)。

私はといえば、見事にHowにしか興味の無い人間であると思った。
・・・科学教育の結果だろうか。


漱石とあたたかな科学―文豪のサイエンス・アイ (講談社学術文庫 (1324))

漱石とあたたかな科学―文豪のサイエンス・アイ (講談社学術文庫 (1324))

  • 作者: 小山 慶太
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1998/04
  • メディア: 文庫



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コメント 1

一般法則論者

  科学のハウツーもホワイ? も共に追求中・・・・・。
   一般法則論のブログを読んで下さい。
      一般法則論者
by 一般法則論者 (2009-07-18 00:16) 

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